はじめに
視力矯正手術を検討する際、多くの方がICLとレーシックのどちらにするか悩むと思います。
私は実際に2024年10月にICL手術を受けました。今回はICLを選んだ理由と、レーシックとの比較をリアルにお伝えします。
ICL・レーシック・オルソケラトロジーの違い
視力矯正の方法はICLとレーシックだけではありません。私が調べた際に地元の眼科で案内された方法も含めて3つを比較します。
ICL(アイシーエル) 眼の中に小さなレンズを挿入して視力を矯正する手術です。角膜を削らないため目への負担が少なく、レンズを取り出せば元の状態に戻せる可逆性が特徴です。
レーシック レーザーで角膜を削って視力を矯正する手術です。視力矯正手術の中で最もポピュラーで手術実績が豊富です。
オルソケラトロジー 就寝中に特殊なコンタクトレンズを装着して角膜の形を矯正する方法です。手術不要で装着をやめれば元に戻せますが、毎晩装着・ケアが必要です。
| 項目 | ICL | レーシック | オルソケラトロジー |
|---|---|---|---|
| 方法 | 眼内にレンズを挿入 | 角膜をレーザーで削る | 就寝中に特殊なコンタクトを装着して角膜の形を矯正 |
| 費用目安 | 約50万円前後(両眼) | 約20〜40万円(両眼) | 年間約16〜18万円程度(毎年継続費用が発生) |
| 可逆性 | ✅レンズを抜けば元に戻る | ❌元に戻らない | ✅装着をやめれば戻る |
| 角膜への影響 | 角膜を削らない | 角膜を削る | 角膜の形を一時的に変える |
| 視力の安定性 | 長期的に安定しやすい | 近視が強いと戻りやすい | 装着をやめると元に戻る |
| 手間 | 手術のみ | 手術のみ | 毎晩コンタクトの装着・ケアが必要 |
レーシックのメリット・デメリット
メリット
- 費用が安い:約20〜40万円(両眼)とICLより費用を抑えられます
- 手術実績が豊富:長年にわたって多くの症例実績があり、安全性が確立されています
- 軽度近視に向いている:近視の度数が低い方にはICLよりレーシックが適している場合もあります
- 回復が早い:早い人では手術当日から視力が改善し、翌日には日常生活に戻れます
デメリット
- 元に戻らない:角膜を削るため一度手術すると元の状態に戻すことができません
- 近視が戻りやすい:近視の度数が強い場合、術後数年で視力が戻る可能性があります
- ドライアイになりやすい:角膜の神経を傷つけるため術後一時的にドライアイが起きやすくなります
- 強度近視には不向き:近視が強い方はレーシックの適応外になる場合があります
オルソケラトロジーのメリット・デメリット
メリット
- 手術不要:手術を受けずに視力矯正ができるため手術への抵抗がある方に向いています
- 可逆性がある:装着をやめれば角膜の形が元に戻るため安全性が高い方法です
- 子供でも受けられる:ICLやレーシックは18歳以上が対象ですがオルソケラトロジーは子供でも受けられます
デメリット
- 毎晩装着・ケアが必要:就寝中に毎晩コンタクトを装着してケアする手間がかかります
- 費用が毎年かかる:年間約16〜18万円程度の費用が毎年発生し長期的には高額になります
- 効果が安定するまで時間がかかる:効果が安定するまでに2週間〜1ヶ月程度かかります
ICLのメリット・デメリット
メリット
- 可逆性がある:レンズを取り出せば元の状態に戻せます
- 角膜を削らない:目への負担が少なくドライアイになりにくいです
- 視力が長期的に安定しやすい:レンズの度数が変わらないため近視の戻りが少ないです
- 強度近視にも対応できる:レーシックが適応外になる強度近視の方でも受けられる場合があります
デメリット
- 費用が高い:約50万円前後(両眼)とレーシックより高額です
- 眼内手術のリスクがある:眼の内部で行う手術のため感染症などのリスクがわずかにあります
- 適応検査が必要:目の状態によっては手術を受けられない場合があります
- 手術できるクリニックが限られる:レーシックと比べて対応しているクリニックが少ない場合があります
私がICLを選んだ理由
各手術のメリット・デメリットを比較した上で、最終的にICLを選んだ理由は3つです。
①可逆性がある レンズを取り出せば元の状態に戻せます。角膜を削るレーシックと違い、万が一の時に対応できる点が最大の決め手でした。
②視力が長期的に安定しやすい ICLはレンズの度数が変わらないため、レーシックと比べて視力が戻りにくく長期的に安定しやすいとされています。私自身近視が強かったので、この点も大きな決め手でした。
③費用よりも安全性を優先した 目に関することだからこそ、費用よりも安全性と可逆性を優先しました。一生使う目のためなら多少費用が高くても十分価値があると判断しました。
ICLとレーシックどちらを選ぶべきか
最終的にどちらを選ぶべきかは個人の状況によって異なります。
レーシックが向いている人
- 費用をできるだけ抑えたい方
- 近視が軽度(度数が低い)の方
- 手術の実績が多い方法を選びたい方
ICLが向いている人
- 可逆性を重視する方
- 角膜を削ることに抵抗がある方
- 近視が強く視力の安定性を重視する方
- 多少費用が高くても安全性を優先したい方
まとめ
ICLとレーシックの比較をまとめるとこうなります。
- レーシックは費用が安いが角膜を削るため元に戻らない
- レーシックは近視が強い場合、術後数年で視力が戻る可能性がある
- ICLは費用が高いがレンズを取り出せば元に戻せる
- ICLは視力の戻りが少なく長期的に安定しやすい
- オルソケラトロジーは手術不要だが毎年費用がかかり毎晩ケアが必要
視力矯正手術を検討している方はぜひ複数の方法を比較した上で自分に合った方法を選んでみてください。なお本記事の情報は私が調べた範囲のものです。実際の手術の選択については必ず医師に相談してください。
