はじめに
大学時代からジムに通い始めて、気づけば筋トレ歴は11年になりました。「なぜ11年も続けられたのか」という継続理由については「大学からジムに通い続けた理由」で書きましたが、今回は少し切り口を変えて、実際に何が変わったのかを振り返ってみようと思います。
身体の変化はもちろん、正直なところ仕事への向き合い方やメンタル面での変化のほうが、自分としては大きかったと感じています。同じように長く続けている人、これから始める人の参考になれば嬉しいです。
身体の変化①:見た目
11年という時間の中で、見た目の変化は当然ありました。ただ、劇的に「別人になった」というよりは、年数をかけてゆっくり積み上がっていったという感覚のほうが近いです。学生時代の写真と今を比べると、姿勢や体のラインの違いにはっきり気づきますが、月単位では正直そこまで大きな変化を感じられない時期も多くありました。
胸のトレーニングについては「胸を大きくする筋トレメニュー」でも触れていますが、種目を重ねてきた積み重ねが、今の体つきにつながっていると感じています。
身体の変化②:疲れにくさ・体力
見た目以上に実感しているのは、日常生活での疲れにくさです。階段の上り下りや、荷物を持っての移動など、ちょっとした場面での体力の余裕は、筋トレを始める前と比べて明らかに変わりました。風邪をひきにくくなった、というのも体感としてありますが、これは筋トレだけの効果というより、生活リズム全体が整ったことも影響していると思います。
周囲からの反応の変化
11年という時間をかけてゆっくり変化してきたので、自分自身はあまり実感が湧かない時期も多かったのですが、久しぶりに会う人から「体つきが変わった」と言われることが増えてきたのは、続けてきて良かったと感じる瞬間の一つです。特に社会人になってから会う機会が減った学生時代の友人からの反応は、自分では気づきにくい変化を客観的に教えてもらえる貴重な機会でした。
職場の同僚からは「なんでそんなに体力あるの」と聞かれることもあり、そのたびに筋トレを続けてきたことをちょっとした自己紹介のように話すようになったのも、地味ですが変化の一つだと思います。
挫折しそうになった時期をどう乗り越えたか
11年間、順調に継続できていたわけではありません。仕事が忙しくなった時期や、体調を崩した時期には、ジムに行く頻度がかなり落ちたこともありました。正直、「このままフェードアウトしてしまうかもしれない」と感じた時期も一度や二度ではありません。
そうした時期を乗り越えられたきっかけは、「完璧に元のペースに戻そうとしない」ことだったと思います。週2回のペースが週1回になっても、ゼロにはしない。少ない頻度でもいいから体を動かす習慣だけは切らさない、という考え方に切り替えたことで、結果的に11年間続けてこられたのだと感じています。
仕事への向き合い方の変化①:集中力
筋トレを続けるようになってから、仕事中の集中力の持続時間が変わった感覚があります。トレーニングの日は決まった時間内にメニューをこなす必要があるため、限られた時間で成果を出すという感覚が、仕事の時間管理にも自然と応用されるようになった気がしています。
睡眠が回復や集中力に関わってくることは「筋トレと睡眠の関係」でも解説していますが、トレーニングを軸に生活リズムが整うことで、結果的に仕事のパフォーマンスにも良い影響があったと感じています。
仕事への向き合い方の変化②:自己管理力
週に何回ジムに行くか、何を食べるか、何時に寝るか。筋トレを継続する中で、こうした細かい自己管理を積み重ねる習慣が身についていきました。トレーニング頻度の考え方は「筋トレは週何回がベスト?」でも整理していますが、「決めたことを淡々と続ける」という感覚は、仕事のタスク管理にもそのまま活きている実感があります。
「気合でなんとかする」のではなく、「仕組みで継続する」という考え方に切り替わったのは、11年間の中でも大きな変化の一つだったと思います。曜日と時間をあらかじめ決めておき、その予定を他の用事より優先する、というシンプルなルールを守るだけでも、継続のしやすさはかなり変わってきます。
メンタル面の変化①:ストレス発散の手段が増えた
仕事でうまくいかないことがあった日でも、ジムに行って体を動かすと気持ちが切り替わるという感覚を持てるようになったのは、大きな変化です。以前は悩みを頭の中だけで抱え込みがちでしたが、体を動かすことで一度リセットする、という選択肢を持てるようになりました。
もちろん筋トレが全ての悩みを解決してくれるわけではありませんが、「とりあえずジムに行けば少し楽になる」という感覚があるだけで、精神的な余裕は大きく変わったと感じています。
メンタル面の変化②:自己肯定感の底上げ
11年間、完璧に継続できたわけではなく、忙しい時期にはペースが落ちることもありました。それでも「やめずに戻ってこられた」という積み重ねが、「自分は続けられる人間だ」という自己肯定感につながっている気がします。この感覚は、仕事で新しいことに挑戦するときの心理的なハードルを下げてくれているようにも感じます。
3つの変化を振り返って
ここまでの内容を種類別に整理すると、次のようになります。
| 変化の種類 | 実感していること |
|---|---|
| 身体面 | 見た目のライン・疲れにくさ・体力の変化 |
| 仕事面 | 集中力の持続・自己管理力の向上 |
| メンタル面 | ストレス発散の手段が増えたこと・自己肯定感の底上げ |
正直なところ、「何年目にどの変化が来たか」というはっきりした境目は自分でもあまり覚えていません。気づいたら少しずつ、いろいろな面で変わっていたというのが実感に近く、きれいな段階を踏んで変化してきたわけではないというのが正直なところです。
逆に、あまり変わらなかったこと
一方で、正直あまり変わらなかったこともあります。例えば、「筋トレが好きで仕方ない」という状態には、11年経っても正直なっていません。習慣として体に馴染んではいますが、「今日は行きたくないな」と感じる日も普通にあります。それでも続けられているのは、好き嫌いよりも「決まったルーティンだから」という感覚のほうが大きいです。
「継続には強いモチベーションが必要」というイメージを持たれがちですが、自分の実感としては、モチベーションよりも仕組み化のほうが継続の鍵だったと感じています。
これからの目標
11年続けてきて、正直「もう十分やった」という気持ちにはならず、むしろこれからも継続していくことが当たり前という感覚になっています。今後の目標としては、これまでのように漠然と続けるだけでなく、部位ごとのトレーニングをもう少し体系的に見直していきたいと考えています。胸トレの見直しは「胸を大きくする筋トレメニュー」を参考に始めたところです。
年齢を重ねる中で、若い頃と同じような無理な追い込み方はできなくなってくると思いますが、その時々の体力や生活スタイルに合わせて、形を変えながら長く続けていきたいと思っています。
これから始める・続ける人へ
これから筋トレを始める方、あるいは今まさに継続に悩んでいる方には、「短期間で劇的に変わること」を期待しすぎないことをおすすめしたいです。自分自身、いつ何が変わったかをはっきり言えるわけではありませんが、それでも11年続けてきた今、身体だけでなく仕事やメンタル面でも変化を実感しています。
3ヶ月・半年という単位ではなく、数年単位でじっくり自分に向き合う前提を持てると、途中で結果が出ないことに焦らずに続けやすくなると思います。3ヶ月メニューの組み方は「社会人男性が筋トレを始める最初の3ヶ月メニュー」でも解説しています。
まとめ
筋トレを11年続けてきて、見た目や体力といった身体的な変化はもちろんありましたが、それ以上に仕事への向き合い方やメンタル面での変化のほうが、自分にとっては大きなものでした。継続してきたからこそ実感できた変化を、正直な形でまとめてみました。
あくまで自分1人の体験であり、変化のスピードや内容には個人差があります。それでも「続けていれば、いつか自分でも気づかないうちに変わっている」という感覚は、多くの人に共通するものではないかと思います。これから始める方も、今続けている方も、無理のないペースで自分なりの変化を見つけてもらえたら嬉しいです。
参考サイト
公的機関の情報
- 厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド」(運動基準・運動指針)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/undou/index.html
